2009年6月28日 (日)

「今週の一本」

先日、先輩から自転車を頂きましてワクワクの数日を送っています。
久しぶりに乗った自転車の気持ちいいこと気持ちいいこと。
小さい頃って、ちょっと離れた土地に一人で行くのなんて大冒険だったんだよなーなんて考えながら、自転車漕いでると楽しいですな。

さて、今週の一本はこちら!
「鉄道員」(1956)
監督:ピエトロ・ジェルミ

子供の視線から撮られたこの作品は、理想と現実に満ち溢れています。
並びにイタリア映画史を語る上で欠かせない一本でございます。
1940〜1950年にかけてファシズム政権下で産まれた徹底したリアリズム表現=ネオレアリズモの流れを正統に引き継いでいます。
徹底したリアリズムの現実を子供の視線から観た世界として厳しく、時には穏やかに見せてくれます。
子供には心配かけたくないという親の愛情もまたしかり。
その中で育っていく子供と言うのが実に素晴らしい。
この作品をオススメしたいわけです。

今週の一本
「鉄道員」(1956)
監督:ピエトロ・ジェルミ

2009年6月22日 (月)

「今週の一本」

さて、今週もやってまいりました。
更新遅れまして申し訳ありません。
しかし、いやあれですね。見てくれている方が、居るってのはやっぱりいいもんですね。
ありがとうございます。

今週オススメするのは、こちら!

『虹を掴む男』(1947)
監督:ノーマン・Z・マクロード

こちら、世界三代喜劇王の一人。バスター・キートン主演の短編作品「成功成功」(白昼夢)のリメイクにございます。
ちょっと興味持ったぁ?

バスター・キートンに変わりこの作品で魅せてくれるのは、ダニー・ケイ。

このダニー・ケイと言う役者が非常に面白い。
映画の本を読んでいると、よく出てくるんですが私、今まで未見でございましてようやく拝見させて頂いたわけです。
このダニー・ケイという喜劇役者が実に優しい。

役者に対し優しいと言うのは、理解しがたいかも知れませんが、私は喜劇は優しいものであると考えています。
もちろん、違うやり方もあるのですが優しいからこそ人が和める。
そういうものだと思います。

実に幸せな気分にさせてくれます。
決して傲慢さのない男ダニー・ケイに和やかな気持ちにさせられますよ。

「今週の一本」
『虹を掴む男』

2009年6月14日 (日)

「今週の一本」

さて、やってまいりました。
この企画を初めまして、一切反響がないと言う事実と言う現実から簡単に目を背けることに成功しました。
誰がなんと言おうとも続ける所存でございます。
お付き合い頂ければ、幸いかと。

さて、今週の一本はこちら!!
「僕の伯父さん」(1958)
監督:ジャック・タチ

今週は、迷いました。他にもご紹介したかったのですが、やっぱりこちらかなと。
何故こちらかと言いますと、やっぱり非常に面白いと言うのが一番です。
モダンアートや、フルオートマチックされた建造物。この辺は、チャップリン「モダンタイムス」を彷彿させます。
そして何より、ジャック・タチ監督の代名詞と言えるキャラクター“ユロ”でしす。このユロがまた、大したことしないんだわ。んでもって喋らない。
はて?何故か?
このユロと言うキャラクターを使って、サイレント映画のよさを復活させている訳です。
サイレント映画に付き纏う愛くるしさ。
それが、堪能できます。

そしてこのキャラクター・ユロは、実は日本人に馴染み深いキャラクターのモデルとなっています。

はて?

なんぞや?

判らない方も多いと?

私も存じませんでした!

そうその作品こそ!

山田洋次監督「男はつらいよ」

そう!車寅次郎=寅さんのモデルとなっているのが、ユロな訳です。

実際、シリーズ42作目は、「男はつらいよ ぼくの伯父さん」となっています。

寅さんのモデルとなった作品。
ちなみに寅次郎と言う名前は、戦前活躍した斎藤寅次郎監督の名前を拝借したそうです。

今週の一本!
「ぼくの伯父さん」(1958)
監督:ジャック・タチ

それでは、また来週!

2009年6月 7日 (日)

「今週の一本」

映画館に最近行けていない愚か者です。
レンタルビデオを大量に借りすぎという幾度となく繰り返してきた失敗を何度も繰り返しています。
私の生活は、どうでもいいとします。

今週の一本は、こちら!
「渚のシンドバッド」(1995)
監督:橋口亮輔

「ハッシュ」「ぐるりのこと」で知られる橋口亮輔監督の青春ドラマです。
正々堂々と向き合った。
これが私のこの作品に対する感覚でございます。
決して嘘偽りではなく、あくまでも男として女として。
数年ぶりに鑑賞致しましたが、数年前より遥かにいいと感じました。
私は、オススメします。


今週の一本
「渚のシンドバッド」

2009年5月31日 (日)

「今週の一本」

さて、やってまいりました一週間の総決算でございます。

来週、映画をレンタルしようかなんてお考えの皆様へ向けたお時間でございます。

今週の一本は、こちら!
「麦秋」(1961)
監督:小津安二郎

小津安二郎監督の名前は、聞いたことあるぞ!なんて方も多いと思います。
日本が誇る名匠とは、まさにこの監督。

いくつになっても子は子、親は親。
子もいつしか親となり、子を見守る。
親もかつては子だった。
そういう事を観せてくれます。
原節子さん演ずる“紀子”を中心に家族がてんやわんやと。
実に、朗らかです。
レンタルビデオ屋に立ち寄った際は、是非。

「今週の一本」
「麦秋」

2009年5月30日 (土)

こんばんわ。
私、必死こいてお勉強しております。
何故かと言いますと、映画検定を受けます。
明日試験です。
本日、試験前日でございます。

明日は、鉛筆をコロコロ転がしに行ってまいります。
そうです!私が、映画おじさんです!

勉強しながら、まだ観たらないと言う念にかられております。

そんな、不安だらけの私に愛の手を!

本日は、こちら!
『グラン・トリノ』
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド
ビー・ヴァン
アーニー・ハー
クリストファー・カーリー
コリー・ハードリクト
ブライアン・ヘイリー
ブライアン・ホウ
ジェラルディン・ヒューズ〈超個人的感想〉
クリント・イーストウッドに関しては、わざわざここに書くこともないでしょう。
みなさんご存じのはずですから。
今作をもって、役者業から手を引いてしまうと言うこともあり、寂しい想いが込み上げてくる反面、ラストがこの作品がと思うとあながち、監督業のみに専念してからの次回作が、非常に楽しみであります。

さて、やはりこの作品。
どうしても特筆しておきたいのが、クリント・イーストウッド監督の“巧”という部分であります。
頑固者の老人が、移民少年との出会いで少しずつ心を開いていく。
そういうストーリーなのですが、一見すると真新しいストーリーではありません。
こういうものはいくつもありました。
しかし、この作品の“巧”と言える部分は、押さえるところは押さえる。突発的なところはあえて突発的に展開していくところです。
映画を観ていて、時に鳥肌が立つ時があります。
この作品は、まさにそれ。
ウォルトが、タオのデート話を聞いている時にグラントリノを使えと言うシーンです。
頑固者のままかと思うと、大事にしていたグラントリノを簡単に乗っていけと言うのです。
作品的に、非常に大きな動きのはずがさらっと流してしまうのです。
流していると書いてしまうと、誤解を招きますかね。
非常に大きな動きをあくまでも押さえて、キャラクターを残したまま展開していっているのです。
まさに“巧”です。
嫌味ったらしい部分が一つもないのです。
泣かせよう、感動させようなんて気が伝わってこない。
なんならば、そんな気さらさら無いのだよと言わんばかりに思います。
ここが、クリント・イーストウッドの“巧”と言えます。
ここでがっつり掴まれましたから、ラストまで一気に引き込まれます。

クリント・イーストウッドの“巧”。
それが、この作品を至高の一作として輝かせています。

オススメいたします。
是非とも劇場で。

それでは、よいシネマライフを!

〈超個人的評価〉
★★★★★★★★☆☆

吉田コウジ映画鑑賞日記完全版は、こちら!
『ヨシダキネマ王朝』
http://rideonkj.exblog.jp

2009年5月25日 (月)

「今週の一本」

何だかんだ言っても、やりたいようです。
こんばんは「今週の一本」でございます。
この企画を始めまして、一週間何を観て、この作品を伝えようと考えるのが少々のたのしみでございます。
こちらです。
「大学の若大将」(1961) 監督:杉江敏夫

「アメリカの良心」というと、グレゴリー・ペック、ジェームズ・スチュワートが頭に浮かびますが、「日本の良心」と言われると?
そうですね!この作品の主演、若大将こと加山雄三さんでしょう。
と言うのも、加山雄三さんが若大将と言われる由縁。それが、この作品「若大将シリーズ」となります。
いやはや、「日本の良心」と私が勝手に言っているだけなんですが、まさに好青年過ぎる好青年っぷりに観ているこちらが、爽やかな気分になりました。
青大将役の田中邦衛さんとの比較対照が、それをさらに増幅してくれます。

邦画をリクエスト頂きましたので選ばせて頂きました。
今週の一本
「大学の若大将」

2009年5月17日 (日)

「今週の一本」

続けてみようかと、この企画。
いまだに、気まぐれ心が見え隠れ。

こちら!

『野いちご』(1957)
監督:イングマール・ベルイマン

この作品をオススメするには、訳がある!
この作品、突き付けられるものは厳しくも実に優しく、朗らかであると言うことです。
この優しさが、伝わってくる作品。
実に心地がいい。
微笑ましくも、真がしっかりとしています。

来週はあるのかな?

今週の一本
『野いちご』

2009年5月12日 (火)

二兎を追うもの一兎も得ず

はて、「今週の一本」なんて気まぐれで始めたけどいいんかね。。

まぁ、なるようになるか!
レンタルビデオ屋の会員証をもう一枚増やします。

そうです!私が映画おじさんです!

レンタルビデオ屋は、宝探しのようなもの。

本日はこちら!

『おっぱいバレー』
監督:羽住英一郎
出演:綾瀬はるか
青木崇高
仲村トオル
石田卓也
大後寿々花
福士誠治
光石研
田口浩正
市毛良枝
木村遼希
高橋賢人
橘義尋
本庄正季
恵隆一郎
吉原拓弥

〈超個人的感想〉
僕には、夢がある。
それは、大それたもんじゃないし、壮大な計画があるもんでもない。
夢といえるかどうかも定かではない。

僕は、この先も今と変わらず昔と変わらずおっぱいを好きでいたいのだ。
というか、おっぱい一つでワキャワキャ言っていられる人間でありたい。
そんなに大真面目なもんでもないけれど、30になっても、40になってもグラビアアイドルの写真を見ては皆でどのおっぱいがいいか、指を指す様な事をやっていたい。
何の生産性も、知的要素の欠けらもないけれどビール片手にそんな事でワキャワキャしていたい訳なんです。
今と変わらずに。

端から見れば、実に愚かな事でしょう。
いいんです。
愚かな男の子で居続けたいと思っていますから。

さて、本日の作品!
おっぱいが観たいがために、必死になる。
そんな中学生たち。

ふた昔くらい前のお話です。
そのためか所々に、ノスタルジックな部分が見受けられます。
風景や、アイテムだけでなく。
エロ本みんなで共有したり、「11PM」の話で盛り上がったりと。
「11PM」は、世代じゃないんで判らなかったですが。
僕達の時代は、「ギルガメッシュナイト」だったなぁ。
土曜日の夜、集まってみんなでよく観ましたね〜
冷静保ってる奴とかいてさ。

今ってどうなんでしょう?
Hなテレビ番組とかやってないし、エロ本とかでテンション上がるのかな?
僕らの時代は、まだネットとか携帯なかったからせいぜいエロ本。
森に落ちてるびしょびしょのエロ本探してたもんね。
あとは、VHSのAV。
友達の間で回りましたね。
男子だけのあるあるなんですが、VHSのパカパカ開く頭のところが茶色だとそれは間違いなくAVだ!と言うのがありました。
落ちてるの拾ってきて、ビデオデッキに入れてみたら、環境ビデオだった。なんて事もありましたね。
この作品を観て何だか色々と、昔を振り返れるところはありましたね。
女性には判りずらい男の世界でしたが。

さて、この作品一定の年齢の日本人男性のノスタルジックな部分をつっいてきますが、一言で言うならば
「二兎を追うもの一兎も得ず」
まさに、それかなと。

途中から、急に視点が入れ替わってしまっているのです。
入れ替わる事は、非常にいいとは思うのですがそれが戻らない。
前半は、思春期の男の子達の馬鹿馬鹿しさが際立っていてもっとやってくれ!と思っていたくらいですが、ストーリーが進むにつれ男の子達を観ている視点ではなくなり完全に先生の主観に変わってしまったのです。
それが、この作品のちょっと妙なところでありました。
男子生徒を観ている視点と、先生の主観。
この二つが、入り交じることなく勝手に入れ替わって終わってしまう。
実に判りやすく、後半は生徒達の魅力は一切薄れて何の魅力も感じられません。あくまでも、先生の主観を無理に観せていると言っても過言ではありません。
どちらの視点も描いたばっかりに、一体何の話か誰がどういう事を意味するのか判らなくなってしまっています。

出来る事なら、僕は男子生徒の主観だけに絞って欲しかったと思っています。
馬鹿馬鹿しい青春。
ふと思い返すと、あの頃バカばっかりやってたなぁ。なんて思うのも、乙なもんですよ。

先生に主観を移したばっかりに、タイトルの意味すらも無意味になってしまった。
一方に寄せると、一方は逃げてしまう。
まさに「二兎を追うもの一兎も得ず」
お後がよろしいようで。

それでは、よいシネマライフを!

〈超個人的評価〉
★★★★☆☆☆☆☆☆

吉田コウジ映画鑑賞日記完全版は、こちら!
『ヨシダキネマ王朝』
http://rideonkj.exblog.jp

2009年5月10日 (日)

「今週の一本」

こんばんは。

大変申し訳ないのですが、本日は劇場で観た公開中の作品をとやかく言うものではございません。

本日は、私が明るい引きこもり生活を送る原動力とも言えるレンタルビデオからのご紹介です。

はい。
完全無欠の気まぐれ企画です。

「今週の一本」と言うタイトルから判るように、いかに先のことを考えていないかお判りでしょう。

来週は、あるのかどうかも定かではない。
そんな、企画です。

さて、今週の一本と銘打っていますので今週の一本は、こちら!

「赤い風船/白い馬」
監督:アルベール・ラモリス

2本の短編映画が収録されています。
どちらの作品も、シンプルで、ありながらも躍動感溢れるファンタジー。
思わず、笑顔を誘われるそんな作品です。
風の動き一つとってみても、伝わってくるものがあります。

誰かに、この作品を薦めたかったのですが、いかんせん引きこもりがゆえここに記したわけです。

来週は、あるのかな?

今週の一本
「赤い風船/白い馬」

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